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リレーコラムRelay column

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優しさ!どこでも触れることができる!


私は去年12月に丹原国際交流協会のスピーチコンテストに参加しました。私が誇りに思うベトナム人の普段の生活の中にある「優しさや思いやり」について発表しました。ベトナムでは、だれでも、いつでも熱心に助け合うというお話をしました。困ったときは初めて会った人にも助けてもらえます。

私のスピーチを聞いた一人の日本人はこのように言いました。「あなたのスピーチは多くの日本人の心に届きました。ベトナム人の優しさは今の日本人にはあまり見られなくなっています。昔は日本人も思いやりの心を持ってよく助け合いましたが、今は物質主義や個人主義が優先されて、思いやりの大切さを忘れてしまったように思います。」でも、私はそう思いません。私が日本て出会った日本人はそうではありません。

私は、日本に来たばかりのころは生活に不安があり、また日本人とうまくやっていけるだろうかなどとても心配しました。けれども、時間が経つにれてその不安がなくなっていきました。なぜかというと。会社でもふだんの生活でも周囲の人々が優しく接してくださるからです。

現在日本にはボランティアで日本語を教えている方がたくさんいます。高校生から定年退職された方までいます。これは慣れない仕事や生活をしている私たち外国人に日本語を教えるだけでなく、いろいろな面で支援するためです。私が通っている日本語教室の先生は、毎週日曜日に朝から9時から午後5時まで日本語を教えてくれます。時間を惜しんで、お昼ごはんは持ってきたお弁当やパンで済ませます。日曜日は休みの日なのに、貴重な間を私たちのために使ってくれています。この熱心な先生のおかげで、私たちの日本語は上達しています。先生の優しい心に感謝の気持ちでいっぱいです。

それに、私が働いている会社はとてもきれいで、働きやすい環境なのです。法律を守って、技能実習生を大事にしています。私たちは遠い国から来ているので、生まれ育ったふるさとの食べ物が懐かしくなりますが。その食材などは日本ではあまり売っていません。これを知った会長が会社の庭にベトナムの野菜をたくさん育ててくれました。私たちは毎日野菜を育ていて、見るたけでもとても嬉しいです。会社の一番偉い人である会長は、私たちの働く職場や生活に気配りをしてくださっています。また、会社の方々から何度も手伝ってもらったことがあります。みんなさんの優しさは私のふるさとや家族を懐かしむ気持ちを慰めてくれます。

このように日本人の優しさは私の心に届いています。そして、こした優しさは世界中どこでも、だれでも触れることができるのではないでしょうか。優しさはなくならないのです。

(ヂィン ティ ザアン/協同組合イチヒロ/株式会社タオル美術館)

※2020年度、愛媛県外国人技能実習生受入組合協議会では、新たな取組みとして、県内の技能実習生を対象とした日本語作文コンクールを始めました。ザアンさんの作品は最優秀賞に選ばれたものです。
愛媛県中小企業団体中央会HP http://bp-ehime.or.jp/
なお、作品集は愛媛県国際交流協会でも閲覧することができます。

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