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リレーコラムRelay column

リレーコラム

日本で学んだこと

実習生として日本にやってきました。日本に来てから、4年半になりました。いつの間にか時間は流れてしまったようです。この間に苦しい闘いがあり、酸っぱく、甘く、楽しい味がそこには揃っていて、本当にいろいろ体験していました。

4年前は、まったく知らない異国やってきて実習生を始めます。周りには私にとってすべて目新しいもので、これまで経験もしたことのないものばかりでした。最初の一年目、家族や友達と離れての寂しさもありましたが生活と会社での仕事に早く慣れるようにしました。それで毎日仕事を終ってから一緒懸命日本語を勉強しました。日本語がわからないと何でもやりにくいと思っています。指導者の指示も分からない時は間違いことをやっています。入国して以来研修期間中の先生や会社の上司にいろいろなお世話になってきました。日本語が話せないけど、皆さんはいつも微笑みで私を励ましてくれました。分からない時に絵を描いて説明してくれて、それはとても感動した体験です。

その後、日本で生活する上ですばらしいと感じることがありました。それはどこでもお客さんを歓迎してくれるということです。たとえばどこのスーパーに行っても笑顔でいらっしゃいませと元気よく挨拶してくれます。物を買わなくても、ありがとうございました、またお越しくださいと言ってくれます。買い物しなかったときはなだか少し恥ずかしく感じました。そのことを会社の人に話すと、お客さんが時間を割いて来店してくれたことに感謝の気持ちを表すと言うことは接客する上で大事なことなのだと教わりました。半年ぐらい学んで日本語が少し上手になって、仕事も慣れてきました。連体の時は友達と春には花見夏には花火大会を見に行ったり秋には紅葉を見に行ったりします。ときどき日本人と一緒に釣りに行き、日本らしい文化を接触し、日本は世界で最も優れた国だと言うことの理由を少しずつ分かってきました。
日本に4年間住んで、和食が好きになりました。和食と言うのは自然な味う重視していて、自然なものをそのまま食べると自然な味が一番美味しいことです。

日本の文化、働き方、教育に触れて、視野が広げられ、自分も徐々に成長してきました。この成長、育成に大きな役割を果たした会社、人々は私にとって第二の故郷になりました。私の心に日本人への感謝の気持ちが一杯あります。長い大変お世話になりました。心から感謝を申し上げます。
ここでの貴重な経験を帰国した後で故郷の人達に伝えることだと思っています。これからも日本の力を信じて頑張って行きます。

(ドー ヴァン クアン/製造産業技術協同組合/株式会社アテックス)

※2021年度、愛媛県外国人技能実習生受入組合協議会では、県内の技能実習生を対象とした日本語作文コンクールを実施しています。クアンさんの作品は優秀賞に選ばれたものです。
愛媛県中小企業団体中央会HP http://bp-ehime.or.jp/
なお、作品集は愛媛県国際交流協会でも閲覧することができます。

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