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リレーコラムRelay column

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将来の夢


私はハインと言います。2年前日本に来ました。日本に来る前に将来のゆめはありませんでした。

日本に来て、初めてショックなことは生物を食べるしゅうかんでした。
ベトナムのきこうはあたたかいので生物をほかんしにくくて、すぐくさってしまいます。ですから、生物食べるとおなかが痛くなります。それで、生物を食べるしゅうかんがありません。ただし、日本の一番有名な食物はさしみやすしなのに、3年間住むつもりで食べない事はおかしいと思いました。一回でも食べてみようと思って、なんかいもかいてんすしに行って、なかなかこわい気持ちが残っていて、食べないで帰りました。

ある日、一緒に日本に来た友達とそうだんして、思い切って、行こうと言いながら衣山のかいてんすしに着きました。あたまの中「これは魚じゃないお肉だ」と考えて、サーモンを口に入れました。思ったこととぎゃくでした。おいしかったです。私たちはたくさんたのんで食べました。

あの時から、すしが好きになりました。今だれに日本の食べ物は何が一番好きかと聞かれたら、すぐ「すし」とへんじします。みんなさんがいつもびっくりします。

ベトナムで大きい町にあるおすし屋は日本人が作っているので、とても高いです。ですから、私たちが食べれません。お金がない人は一生でも食べるチャンスがないと思います。

それで、あたらしいゆめが出来ました。ベトナムに帰ったら仕事をつづけて日本りょうりのべんきょうをしたいです。そして、ふるさとで小さくて安い日本すし屋を作りたいです。作りたい理由はみんなに日本のおいしい食べ物をしょうかいしたいです。食べれないと思ったら食べれないと思います。食べてみないと分かりませんから、まず考えから変わってほしいです。食べ物だけじゃなくて、他のことも同じです。出来ないと思って、やってみないと、ずっと出来ません。

今から、ゆめがかなうために、いっしょうけんめい仕事して、ちょきんしています。そして週に一回すしを食べに行っています。すしの味やかたちを覚えておきます。自分で作り方も勉強しています。国へ帰ったら、まず家族に作ってあげます。将来きっと店を開きたいです。

(ドー ティ ミー ハイン/中四国経済交流事業協同組合/㈱中温)

 

 

※2020年度、愛媛県外国人技能実習生受入組合協議会では、新たな取組みとして、県内の技能実習生を対象とした日本語作文コンクールを始めました。入賞された作品のうち、最優秀賞と優秀賞の7作品を順次紹介します。
愛媛県中小企業団体中央会HP http://bp-ehime.or.jp/
なお、作品集は愛媛県国際交流協会でも閲覧することができます。

 

 

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